DHBR2020年2月号「デュアルキャリア・カップルの幸福論」読了

    DIAMONDハーバードビジネスレビューの2020年2月号はデュアルキャリア・カップルの幸福論というテーマでした。共働きの家庭も増え、保育園が不足しているという問題もあり、働き方改革も行われている今に合ったテーマですね。

    特集論文と特集インタビューを合わせると計6つです。共働きで仕事と家庭を両立する方法、それから共働きをしながら幸福度を上げる方法について語られています。それでは、気付いたこと、学んだことをサラッと見てみましょうか。

    デュアルキャリア・カップルが幸せになる方法

    特集1はデュアルキャリア・カップルが幸せになる方法というタイトルの論文です。

    現代の共働き家庭の課題としては、先達のモデルはなく、二人で力を合わせて家庭と仕事の両面でうまくいく生き方を見出す必要があります。113組のカップルを6年追いかけて課題をいかに克服したかを明らかにした論文です。

    下記3つのことを先に決めておけば、主・副はどう決めてもよいと説いています。

    • 価値観
    • 境界線
    • 不安材料

    また、人生のステージごとに自分自身の再構築があると指摘しています。例えば中年になったときや、親が亡くなって子供も巣立った後などです。そのとき、相手を支援することを安全基地になると呼んでいます。

    最終的には、常に好奇心を持ち、コミュニケーションを密にし、互いの生活を上手く融合させることが重要なようです。コミュニケーションを密にすることは、気付くとおろそかになってしまいがちだと思います。困ったときや重要なときはちゃんとパートナーとコミュニケーションを取るように気を付けたいですね。

    配偶者選びがキャリア形成の成否を分ける

    特集2は配偶者選びがキャリア形成の成否を分けるというタイトルの論文です。

    女性CEO57人への面談調査から、女性が成功するには配偶者選びが最も重要であると解ったそうです。まぁ、雲の上の人たちの話ではありますが、旦那が非協力的ではキャリアにマイナスになるということは確かです。十分にありうることです。

    逆に、協力的な旦那がいたから、この女性CEOたちは出世できたということです。世の旦那たちに厳しいことを言っているように感じられますね。

    もし出世のために転勤が必要になってしまったら、別居婚という選択肢があることを説いています。要するに単身赴任ですね。転勤が一時的なものなら、別居婚と言う選択肢はありでしょう。

    別居婚でもうまくいく3つの秘訣

    特集3は別居婚でもうまくいく3つの秘訣というタイトルの論文です。

    距離が遠くなければ、週末を一緒に過ごすのはありだと思います。また、最近は電話やメール、ビデオチャットなどがありますので、これらを有効に使いたいですね。ただしこれらのツールは、関係が上手く行っているときには機能しますが、不安定な間柄ではメリットよりも害を及ぼす可能性があるそうです。

    別居から戻るときは、個々に生活のペースが出来上がっているため、調整期間が必要なのだそうです。支配権争いが生じてしまうとのこと。そういえば、結婚して最初に同居するときもトラブルは付きものですよね。別居婚によって独身時代に近い生活になってしまうことは考えられます。

    子育て夫婦のサバイバルガイド

    特集4は子育て夫婦のサバイバルガイドというタイトルの論文です。

    子供がいる家庭と仕事を両立するには5つの課題があると説いています。そして5つの課題それぞれに対策が書かれています。

    この論文で感じたのは、家庭の時間を作るために、仕事を調整するということです。やらなくていい仕事はやらないとか、自分でなくてもできる仕事は他人に任せるなどです。こうやって仕事量を減らすことで早く帰って家事や育児をやる時間を作るということです。

    仕事を調整して家庭の時間を作るという発想は大切にしたいものです。

    企業がデュアルキャリア・カップルの働き方を支援する方法

    特集5は企業がデュアルキャリア・カップルの働き方を支援する方法というタイトルの論文です。

    ユニリーバの事例です。なんとユニリーバでは働く場所は自由なのだそうです。もっとも、工場はそうはいかないでしょうけど。企画や設計、営業、マーケティング、バックオフィスなどオフィス勤務の社員については、会社でも自宅でもカフェでも、どこで働いても自由なのだそうです。

    更にはコアタイムなしのフレックスになっているため、1カ月の総労働時間が規定時間×出勤日数に達すればOK、1日1時間しか働かない日があっても問題なしという驚くべき柔軟性を実現しています。

    ハッキリ言ってユニリーバの事例は非実現的です。しかし、働き方改革や新型コロナウィルスの影響などでリモートワークが普及すれば、近い働き方はできるようになっていくと思います。

    また、都心の通勤ラッシュは年々酷さを増していますので、リモートワークが可能になることで通勤ラッシュを回避できたら嬉しい限りです。通勤ラッシュの疲労と往復の通勤時間を仕事や家事に当てられれば、生活の充実感はきっと増えます。

    日本のデュアルキャリア・カップルはどうすれば幸せになれるのか

    特集6は日本のデュアルキャリア・カップルはどうすれば幸せになれるのかというタイトルのインタビューです。

    地位財と非地位財をテーマに、幸福度を上げられる人生観が語られています。要するに、地位財を求めるよりも非地位財を求めようということです。社会的地位よりも仕事や人付き合いの充実感を求め、知識を広めることを楽しんだ方が幸福度が増すということです。

    これってつまり、出世競争などして社会的ステータスを求めて疲弊するよりも、仕事もプライベートも学びも楽しもう、楽しくやろうということなのだと思います。楽しい人生を生きようっていうかね。こういう視点、大事だなぁ。

    地位財と非地位財については、別途詳細に記事を書いています。非地位財を高める方法についても書いてみましたので、参考にしていただければと思います。

    幸福感を高めるには地位財よりも非地位財がよい

    終わりに

    いずれの特集論文・インタビューも方向性は示してくれますが、具体的なところは自分で詰める必要がありそうです。そういうわけで、私なりに考えてみたこともあります。

    共働きで仕事と家庭を両立する方法

    別居婚という選択肢

    個人的には、ユニリーバの働く場所の自由化を一番望みますが、独立でもしないとできませんね。なので、特集6のインタビューにある地位財と非地位財に注目したいところです。地位財と非地位財の話は、自分自身の生活に当てはめて考えてみるのは勿論、人と話すときにも話題として使いたいですね。

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    ITとデザインは強力な武器だ!と考えているプレイングマネージャー派ITプロフェッショナル。好きなものは経営戦略、ブランディング、マーケティング、会計、組織論。趣味はサイクリングと楽器。

    外資向けブランド戦略会社、金融向け経営管理ベンチャーと渡り歩いたが会社が経営難になって無くなる。今はIT系コンサルファームに居候中。

    自分が今までに経営とITという視点から学んだことを広く多くの人に発信していきたと考えています。

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