システム設計の謎を解く 読了

    システムの設計の本は少ないものです。そんな中、気になるタイトルの書籍を見つけました。システム設計の謎を解くという書籍です。ちなみに以下の画像は改訂版です。私が買ったのは改訂前です。なんと買った翌月に改訂版が出ると言う…(^_^;)




    設計の定義はあやふや


    設計と一口に言っても、システム開発の世界では各自経験則によって定義が違ったり、会社毎の標準がバラバラであったり、共通語というものが特に存在しません。ITエンジニアに設計とは何ぞや?と聞くと十人十色の答えが返ってくる可能性は高いです。プロジェクトや組織によっても違います。実際にはプロジェクトマネジャー個々人のやり方に依存しているかもしれません(それゆえプロジェクト毎に違う可能性あり)。

    だから本書は設計を定義しています。本書の範囲は基本設計です。基本設計ではこのような種類の設計が存在する。そしてそれぞれの設計ではこういうことを決める。本書の構成はこのようになっています。あえて誰もが曖昧で触れなかった設計の定義に挑んでいるところが素晴らしいです。


    本書が定義する設計


    本書は設計書に使える具体的なテンプレート付きで手順を紹介しています。いくつか要点を挙げるなら以下のようになります。
    ・要件定義をインプット、詳細設計をアウトプットとする
    ・先に全体設計、共通設計を行う
    ・機能はレベル0~4までの粒度で考える
    ・画面、帳票、バッチそれぞれの要点について

    各種設計対象において、考慮すべきポイントが解説されています。ある程度の人数が多いプロジェクトや経験の浅いメンバーがいるプロジェクトに本書を置いておけば、共通認識を持つのに役立ちそうです。また設計書テンプレートや設計すべき要素の見落としにも気付けそうです。


    各設計の解説


    本書は設計の定義とそれぞれの設計における作業を明確化しています。既に基本設計の経験がある方でも読んで振り返ることができます。今までプロジェクト毎にバラバラだったことがスッキリ整理できそうです。基本設計の経験が浅い方は基本設計とは何をするものであるかが学べます。

    本書では設計の解説にUMLやデザインパターン、シーケンス図を用いています。とは言っても複雑はことはしていません。興味があればそれらの知識も別の書籍で補ってみるとよいということでしょう。
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    ITとデザインは強力な武器だ!と考えているプレイングマネージャー派ITプロフェッショナル。好きなものは経営戦略、ブランディング、マーケティング、会計、組織論。趣味はサイクリングと楽器。

    外資向けブランド戦略会社、金融向け経営管理ベンチャーと渡り歩いたが会社が経営難になって無くなる。今はIT系コンサルファームに居候中。

    自分が今までに経営とITという視点から学んだことを広く多くの人に発信していきたと考えています。

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