仕事も趣味もキャリアもブルーオーシャン戦略で他人と差別化できる

    先日、ハーバードビジネスレビューのブルー・オーシャン戦略特集を読み終わりました。ブルー・オーシャン戦略を読んだことがなかった私にとっては少しでもブルー・オーシャン戦略を知る機会となりましたが、そこで一つ思ったことがありました。

    ブルー・オーシャン戦略というと事業を考える人のためのものと思ってしまいますし、実際にそういう人たちをターゲットとしていると思います。しかしブルー・オーシャン戦略は個人に当てはめることもできるのではないか?と。

    戦略を考えるシーン、すなわち選択が必要なあらゆるシーンにおいて使えるのかも知れませんが、それはそれで検討が必要ですね。今回私が思いついたのは個人の働き方や趣味でのケースです(*^_^*)上手くいけば、仕事や趣味で活躍する状況や場を作り出すことができるかもしれません。

    ザックリ言ってしまうと、やることは以下の3つだけです。

    1. 周りにできる人が少ないことを探す。
    2. それは自分に向いてるか?を考える。
    3. それができたら活躍できるか、または人気が出るか?を考える。

    需要のないことをやっても活躍はできません。需要を作り出せる可能性はあるかもしれませんが。適性も大事です。向いてないことはどう足掻いても上手く行かないものです。その分向いてることをやった方がいいですから。

    そもそもブルー・オーシャン戦略とは何か?

    競争の激しい市場をレッド・オーシャンとし、競争の少ない市場をブルー・オーシャンと定義します。企業はレッド・オーシャンを避けてブルー・オーシャンを目指した方が効率良く業績を上げることができます。レッド・オーシャンでは競争が激しいがために、低価格合戦などの消耗戦がおき、疲弊してしまいます。

    大企業は勿論、ブルー・オーシャンを検討しているでしょう。他にも、中小企業などで儲かっているところを探すと、ブルー・オーシャンで展開している企業が見つかりそうですね。詳細は本書に譲りましょう。

    個人の働き方にブルー・オーシャン戦略を使用する

    レッド・オーシャンは競争が激しい市場、ブルー・オーシャンは競争の少ない市場です。これを個人の働き方に応用すると、職場でできる人が多い仕事や持っている人が多いスキルはレッド・オーシャン、できる人が少ない仕事や持っている人が少ないスキルはブルー・オーシャンと捉えることができます。

    得手不得手、できる人の多寡はあるもの

    例えば、技術者だったらこの技術が得意な人が少ない(ITはこういうケースを探せば色々出てきそうです)、中小企業だったらITが得意な人が少ない、特にWebサイトの更新やExcelの関数による業務の効率化、Accessの扱いなどができる人は少ない可能性もあります。

    大企業では人材も多い上、研修や役割分担などがしっかりしてるのでITが得意な人がいないことはないでしょうけど。

    どんな職業でも、人それぞれ得意領域と苦手領域があったり、クリエイティヴな職業だと制作物の傾向が人によって分かれたりもしますし、事務作業でも書類の作り方で差が出たりもします。接客業だとこういう商品の提案が得意とか、このジャンルの商品は凄く詳しいなんてのも一つのスキルなのかもしれません。

    各業界の現場の業務という点では私が知っていることは限られますので、このブログをお読みのみなさんの方が遥かに詳しいはずです。

    Aさんはこれが得意でこれが苦手、Bさんはあれが得意でそれが苦手など、職場の周囲の人を見渡してみると、得意な人が少ない分野が見つかるかもしれません。得意な人が少ない分野で、なおかつ得意な人がいると職場にとって嬉しい分野であることが条件ですが、その分野に詳しくなることで活躍のチャンスを創り出すことができます。

    職場内でできる人が少ないスキルに目を付ける

    実際に私があった例ですと、フレームワークの概念を理解して使いこなせる人が他にいないというケースがありました。

    使いこなすとここで言ってるのは、フレームワークを理解しなくても他人のコードを真似て書けば動くということではなく、フレームワークの動作原理やコーディングルールはこうだから、こう書けば動くはずと考えられる人が少なかったということです。IT業界では寄せ集めの会社にありがちな話です。

    また、元請企業では要件定義や基本設計などの上流工程しかできない人も多く、そういう職場では尚更フレームワークなど技術的なことを理解できる人が少なく、技術力が平凡でも技術のスペシャリストとして活躍できたりしてしまいます。

    こういう風に、自分の職場で空いているポジションを見つけることはブルー・オーシャン戦略の個人版ともいえるのではないでしょうか。

    個人が職場におけるブルー・オーシャンで頑張るときの注意点

    運よく、できる人が少ないけど職場にとって必要な知識や技術を見つけることができたら、その分野を勉強すれば活躍する人、上手く行けば会社での第一人者になれるわけですが、実際に活躍できる人になったとしても壁が立ちはだかるのが組織というものです(^_^;)

    まずは周囲に認めてもらい味方を増やす

    起こりがちなのは、どれだけ活躍しても待遇に反映されないことではないでしょうか?これは経営者または管理職がグダグダの会社に起こりがちなことです。

    目立って活躍する人がいても、人事制度が整ってないので横並びになってしまうとか、管理職が経験年数に反して突出している人を嫌うという出る杭は打たれる体質、はたまたできる人になんでもやってもらっちゃえという協調性のない投げやり体質で、できる人に仕事は集中するんだけど給料は横並びという不平等なケースですね。

    こうなるとやればやるほどバカを見るから、もう適当でいいやとやる気をそがれてしまう危険性もあります。正当に評価してくれる会社に転職するのも手ですが、転職後の職場も同じような体質だったら、同じことの繰り返しで非効率です。

    グダグダ体質であってもできる人が必要なのが組織というものです。まずはできることをやってみる必要があります。全員が悪いのではなく、一部の影響力の強い人の悪い面が、組織全体に悪い影響を与えている場合もあります。人間的にダメな人は無視してまともな人や信頼できる人からアプローチします。

    まずは周りの人に仕事への姿勢や活躍ぶりを認めてもらうことが先決だと思います。自分か周囲のどちらかに人間性に問題があるのでなければ、普通の人間なら真面目にやって実力もあれば認めてくれるものです。

    勿論、それを快く思わない人はいるものですが。それでっから、自分はこういう取り組みをやりましたと面談などで上司にアピールすることも必要でしょう。徐々に周りに自分の仕事を認めてもらっていくことは必要です。職場に協力者を増やせば、自分ができることは増えていきます

    ブラック企業で評価制度がない場合は転職も考える

    さてさて、もっと困るのはブラック企業に所属している場合です。ブラック経営者やブラック管理職というものは、安い給料で沢山成果を出してくれる人を嬉しがります。

    ろくに実力がない人が権力で高給をもらうためには、優秀だけど文句を言わずに安い給料で働いてくれる人が現場に必要不可欠だからです。ブラック経営者やブラック管理職は自力では稼げません。現場の力が必要不可欠なものです

    というわけでブラック企業においては活躍すればするほど、上の肥やしに使われるだけです。さっさと辞めるしかありません。しかし周囲の人と自分のスキルを分析して、足りないポジションを見つけ出せるくらい分析ができていれば、スキルセットを細かく見る目も養われているでしょうから、転職にも役立ちそうですね。

    ブラック企業なんて現場が総辞職して権力者が食っていけない状況を作り出してしまえばいいんじゃないの?と思いますが、中々そこまで集団行動は起こせませんからね。

    ブラック経営者やブラック管理職という悪に対して現場が結束することはできないんでしょうかね。ブラックな状況にずっといると、そういうことができない精神状態になってしまっていることは十分にありえそうですが。

    趣味にブルー・オーシャン戦略を使用する

    趣味でスポーツをやっている方は何か思いつくかも知れません。スポーツでもこれが得意でこれが苦手というのが誰にでもあるものです。最近はスポーツでなくても文科系の趣味、例えば写真でもネットで公開できるからいいかもしれませんね。

    写真などはどのジャンルの写真を撮るか?という点で差別化が沢山できそうですし。あったら面白いけど、撮ってる人が少ない写真なんてあるのかは解りませんが(^_^;)

    音楽はレッド・オーシャンとブルー・オーシャンが明確

    実は、音楽などは解りやすい事例なのではないかと思っています。女性ヴォーカルは確実にレッド・オーシャンです(^_^;)ヴォーカルをやりたい女子は多いです。逆に男性ヴォーカルはブルー・オーシャンともレッド・オーシャンとも呼びにくい中間くらいか、どちらかというとブルー・オーシャン寄りです。

    どちらかというと男性ヴォーカルはメタルやハードロックが好きな人が多い気もしますね。いや、男性ヴォーカル比率が高い分野がメタルやハードロックか。

    キーボーディストは確実にブルー・オーシャンです(^_^;)もうとにかく人手が足りなくて仕方ないのがキーボードです。だからキーボードをやるだけでもうブルー・オーシャンの中に入るのと同じです。できる人はいないのに、ポップミュージックや女性ヴォーカルではキーボードが使われる曲が非常に多いですから。

    特にポップミュージックのバラードや女性ヴォーカルではキーボードがないと寂しい曲も多いですし、何もせずに活躍の場が沢山与えられます。これほどのブルー・オーシャンは他にないのではないでしょうか?

    問題点は鍵盤楽器は技術的に難しいことくらいでしょうか(^_^;)大人になってから始めるのは中々ハードルが高いです。

    同じポジションでもスタイルの違いがある

    もう一つ、キーボーディストにはスタイルがあります。キーボーディストって演奏技術は勿論ですが、色々な音を使いこなすことも必要です。ピアノを習ってた人は演奏技術は高いのですが、音の知識は別途勉強しなければなりません。

    ということは、ピアノは習ってなかった、または少ししか習わなかったから演奏技術では不利という人でも、音の知識を身に付けて、色々な音を使いこなすという生き方もできます。

    シンセ系の音が多い曲だったり、笛や管楽器を使う曲をキーボードでやったりということもキーボーディストはできます。キーボーディストはスタイルでもブルー・オーシャンを探すことができるパートです。

    とはいっても、向いていることややりたいことをやった方が楽しいですし、上達も早いのですが、どのパートにしようか悩んでいる人なら、活躍の場が多いパートにするのも一つの選択肢ということですね。

    というように、趣味の世界でもブルー・オーシャン戦略で自分が活躍できる状況を作り出せるのではないでしょうか。

    仕事でも趣味でも、ブルー・オーシャン戦略を使うには、自分の仕事・趣味についてどんなポジションやスキルが存在するのかを分析する必要はありますが、それは3~5年くらいやって一通り知ってる段階にくればある程度は経験的に知ってそうでもありますね。10年くらいやってればすぐにパッと出てくるかもしれません。

    終わりに

    今回のこのネタはたまたま私に経験があったので書いたまでで、毎回毎回、どの経営戦略論に対してもこういうことが思い浮かぶわけではありません(^_^;)でも身近なものに例えられることがあったら、ちょっと考えてみると新たな発見があるかもしれませんね(*^_^*)

    もう一回書くと、ザックリ言えばやることは以下の3つだけです。

    1. 周りにできる人が少ないことを探す。
    2. それは自分に向いてるか?を考える。
    3. それができたら活躍できるか、または人気が出るか?を考える。

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    musiccycle

    ITとデザインは強力な武器だ!と考えているプレイングマネージャー派ITプロフェッショナル。好きなものは経営戦略、ブランディング、マーケティング、会計、組織論。趣味はサイクリングと楽器。

    外資向けブランド戦略会社、金融向け経営管理ベンチャーと渡り歩いたが会社が経営難になって無くなる。今はIT系コンサルファームに居候中。

    自分が今までに経営とITという視点から学んだことを広く多くの人に発信していきたと考えています。

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